はじめに 📝
研究論文を英語で書くのは、日本人研究者にとって大きなチャレンジですよね。 今回は、論文執筆に必要な英語表現やフレーズをご紹介します!
論文の基本構成と関連用語 📚
論文の主要セクション
- タイトル → Title
- 要旨 → Abstract
- 序論 → Introduction
- 研究方法 → Methods / Methodology
- 結果 → Results
- 考察 → Discussion
- 結論 → Conclusion
- 参考文献 → References
投稿に関する表現
- 査読 → peer review
- 投稿する → to submit
- 採択される → to be accepted
- 却下される → to be rejected
- 修正する → to revise
- 査読者 → reviewer
- 編集者 → editor
研究に関する表現
- 実験を行う → to conduct an experiment
- データを収集する → to collect data
- 分析する → to analyze
- 仮説を立てる → to hypothesize
- 検証する → to verify
- 結論を導く → to draw a conclusion
論文の各セクションで使える表現集 💡
Abstract(要旨)で使う表現
例文1: This study investigates the effects of… (本研究は〜の効果を調査する)
The results suggest that… (結果は〜を示唆している)
Introduction(序論)で使う表現
例文2: Recent studies have shown… (最近の研究では〜が示されている)
The purpose of this study is to… (本研究の目的は〜である)
Methods(研究方法)で使う表現
例文3: Participants were randomly assigned to… (参加者はランダムに〜に割り当てられた)
Data were collected through… (データは〜を通じて収集された)
よく使うフレーズ・例文集 📖
研究の重要性を述べる時
例文4: This research contributes to our understanding of… (本研究は〜の理解に貢献する)
Little is known about… (〜についてはほとんど知られていない)
結果を説明する時
例文5: The findings indicate that… (結果は〜を示している)
Significant differences were observed between… (〜の間で有意な差が観察された)
文法のポイント 🎯
時制の使い方
- Abstract(要旨)
-
研究目的:現在形 例:This paper examines… (本論文は〜を検討する)
-
研究方法・結果:過去形 例:Data were analyzed using… (データは〜を用いて分析された)
-
結論:現在形 例:These results suggest… (これらの結果は〜を示唆している)
- Introduction(序論)
- 一般的事実:現在形 例:Previous research shows… (先行研究は〜を示している)
受動態の適切な使用
研究論文では、以下のような場合に受動態を使います:
-
研究方法の説明 例:Samples were collected… (サンプルが収集された)
-
結果の報告 例:Significant correlations were found… (有意な相関が見出された)
よくある間違い❌
間違い:We made an experiment.
正しい:We conducted an experiment.
間違い:According to our research’s results…
正しい:According to our research findings…
論文審査対応での表現 📋
査読者とのやり取り
-
We appreciate the reviewer’s comments. (査読者のコメントに感謝いたします)
-
In response to the reviewer’s suggestion… (査読者の提案に応えて…)
-
We have revised the manuscript accordingly. (それに従って原稿を修正しました)
研究結果の表現方法 📊
データの説明
-
The data show a significant increase in… (データは〜の有意な増加を示している)
-
As illustrated in Figure 1… (図1に示されているように…)
-
Table 2 summarizes… (表2は〜をまとめている)
統計用語
- 平均値 → mean
- 標準偏差 → standard deviation
- 有意差 → significant difference
- 相関係数 → correlation coefficient
- p値 → p-value
- 信頼区間 → confidence interval
役立つ接続表現 🔗
追加情報を加える
-
Furthermore… (さらに…)
-
In addition… (加えて…)
-
Moreover… (その上…)
対比を示す
-
However… (しかしながら…)
-
In contrast… (対照的に…)
-
On the other hand… (一方で…)
結論を導く
-
Therefore… (したがって…)
-
Thus… (それゆえ…)
-
In conclusion… (結論として…)
謝辞セクションの表現 🙏
-
We would like to thank… (〜に感謝申し上げます)
-
This work was supported by… (本研究は〜の支援を受けました)
-
The authors gratefully acknowledge… (著者らは〜に感謝の意を表します)
引用の仕方 📚
本文中での引用
-
Smith et al. (2023) reported… (Smithら(2023)は〜を報告した)
-
Recent studies have shown… (Jones, 2024) (最近の研究では〜が示されている(Jones, 2024))
まとめ 🎊
論文執筆には、適切な表現と正確な文法の使用が不可欠です。 この記事で紹介した表現を使って、より説得力のある研究論文を書けるようになりましょう!
最後におさらい
- 各セクションに適した表現を使い分けましょう
- 時制と受動態の使用に注意を払いましょう
- 客観的で正確な表現を心がけましょう
論文執筆は大変な作業ですが、これらの表現を活用することで、より自信を持って英語論文が書けるようになるはずです。 がんばって執筆を進めていきましょう!